介護の仕事をしている人にとっての悩みの一つに、腰痛があります。
ただの腰痛だと思って甘く見ていると、悪化して休職に追い込まれることもあります。
人手不足が深刻な問題となっている介護業界で、腰痛による休職や辞職は大きな痛手になります。
そもそも介護の現場では、移乗の時の介助や、オムツ替えなどで中腰になることが多く、腰への負担が大きいのが原因です。

そんな腰痛をはじめ、様々な問題を解決するとして注目されているのが、介護ロボットです。
介護ロボットは、体に装着して使うもので、パワーアシストを行ってくれます。
これにより、介護をする側の腰への負担も軽減され、腰痛の悩みも解消されます。
しかし現状は、まだまだ導入が進んでいるとは言えません。
介護ロボットは、介護者の負担軽減により、作業効率を上げてくれます。
一方で、狭い場所での使用は装置が壁などに当たり、使いにくかったり装着することで動作が鈍くなります。

また、装着に時間を取られ急ぎの時に不便であったりします。
そして、大きな問題として導入にコストが掛かることです。
元々は高価な介護ロボットですが、最近ではコスパの良いモデルも出ています。
しかし、介護ロボットは種類も多く、リースでもコストが掛かります。
その上、まだ導入例が少ないことで、様々な不安が残ってしまい導入に踏み込めない所も多いです。
しかし、この先更なる改良によりデメリットが解消されれば、介護ロボットは介護士が抱える問題や悩みを解決してくれるものになるでしょう。